作家の元に、古くからの編集者が訪ねて来て
旧知の陶芸家の遺品を預かってきたと置いていった たっぷりした大きめの盛り鉢で 陶芸家らしい暖かみのある作品だが まだ製作途中で体調を崩したせいで 塗りが不完全らしい 散歩の途中、近所の若い絵師が小さい子どもを連れているのに出会った 絵師は、陶芸家の下で修業していたこともあったので 盛り鉢のことを話すと 色をつけて完成させてくれると言う できあがった作品は、春の霞につつまれたたんぽぽのような やさしい柔らかい趣で 陶芸家と絵師、ふたりの人間味と心の交流が表れたものだった という夢
by hinoki_21
| 2014-06-01 10:31
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